差分

<p>古くは縄と木製の鉤からなり、縄は蔓・葡萄・科木（しなのき）の皮から作り、鉤の部分には木の股や、杉・松・栗材を細工したものを用いた。鉄製の鉤が一般化するのは、大正時代以降のことである。<br />

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==多様な腕木==

自在鉤の腕木は留め具とも言われる。<br>

所によっては、この腕木に松の木、鉤に梅の枝を用い、松竹梅とそろえて作り趣を加えた土地もある。この腕木（留め具）は「て（手）」「こざる（小猿）」「ちゅうぎ（籌木）」などと呼ばれ、特に魚をかたどったものは火の用心になるとされた。<br />

信州安曇野では、自在鉤の先端の鉤を「カギツケサマ」と敬称が使用される。<br>

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==材質==

材質には、鉄製、木製、竹製のものがある。

現在でも、アンティークとしてその方面の愛好者は多い。

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==別名==

* オカギサマ(敬称付)

このように敬称で呼ぶところもある。そうした地方では火の神（三宝荒神）の依代とされ、揺らすと貧乏になるなどの俗信や禁忌がある。</p>

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==関連項目==

*[[竈]]

*[[囲炉裏]]

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