会席膳
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概要
会席膳(かいせきぜん)とは、会席料理をのせて出す、1尺2寸(約36.4センチ)四方の脚のない漆塗りの膳をいう。
地方によっては脚付きのものと脚なしのものがある。
同じ読みに懐石と会席があるが、その目的は異なる。
懐石料理は茶道に則した食事の形式で、茶会にて楽しむ和食のコース料理を指し、お茶が主となる軽食である。
一方の会席料理は、酒宴に供される料理として工夫されており、一般的な和食のフルコースが会席料理とされている。
共に一汁三菜が基本となるが、懐石料理はお茶を楽しむがための軽い食事であり、また会席料理はお酒を楽しみながら食べる本格フルコースと区分することが出来る。
関連項目