龕灯
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概要
龕灯(がんどう)は、携行型照明器具で、現在で言ういわゆる懐中電灯である。江戸期~昭和初期まで使用されていた。光に指向性を持たせ、灯りの範囲は、ほぼ10メートル程度先まで照らす。また、光源がロウソクの為、炎が揺らいで明るさが常に変化する。桶状の筒内に2個の鉄輪を装置して、内部のロウソクは倒れないように、常に上を向く仕掛けになっており、使用者の姿は見えないで思う方向を照射できるようになっている。
強盗が用いたとも、目明しなどが強盗の捜索に使用したともいわれる。明治時代になってからは銅製やブリキ製のものも現れた。
愛媛県では、昭和の初めごろまで重信川の夜の魚とリに使われていた。
別名
- 強盗提灯(がんどうちょうちん)
- 忍び提灯(しのびちょうちん)
関連項目