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飯櫃
概要編集
飯櫃(めしびつ)
- 飯櫃は、炊き上がった飯を移し入れておく器である。おひつ、おはちなどともいう。
飯櫃の多くは木製で、白木(サワラ (植物))や漆器のものがある。
新しいものは、木肌がなれないから、木の香が飯に移ることがある。木の香を抜くには、熱湯で満たし、これに少量の酢を加えるということを数回繰り返せばよい。
ジャー炊飯器に取って代わられつつある。藁でできた、おひつ入れという物もある[1]。保温性と通気性に優れる。
別名編集
- おひつ
- おはち
また、飯櫃には、蓋の形状によって
- 「かぶせびつ → 江戸びつ」
- 「のせびつ → 関西びつ」
- 「つめびつ → 地びつ 」
と言われるものがあるといわれる。
いびつの由来編集
- 「いびつ」という言葉は古くから「いいびつ」と「いびつ」の両方が用いられてきが、その語源は「飯櫃(いいびつ)」が転じてできた。
近代の「おひつ」はどれを見ても円形である。しかし、昔の飯櫃は楕円形だったということから来ているそうである。
楕円形つまり歪んだ円形を「いびつ」と呼ぶようになったと考えられます。
そうして江戸時代以後、物の形や状態が整っていないことに対して「いびつ」という言葉が用いられるようになった。