備中鍬

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概要

備中鍬(びっちゅうくわ)
備中鍬(びっちゅうくわ)
備中鍬の刃
備中鍬(びっちゅうぐわ)は、打ち鍬の一種である。

2本から5本の鉄の爪がついているので、土が付きにくく、田畑の耕作や開墾など、万能に使われる鍬である。


使用例

田畑を耕すとき、大きく振り下ろし、爪を土に深く差し込み、てこの原理で、柄を起こして、荒おこしします。

別名

二つ鍬(ふたつぐわ)。
三つ鍬(みつぐわ)。
四つ鍬(よつぐわ)。
五つ鍬(いつつぐわ)。
万能鍬(ばんのうぐわ)。
ミツゴクマデ。
サンボングワ。



歴史

名前の由来は、仰る通り「備中国」が由来です。

この備中鍬を発明した人物は、幕末期の儒家・陽明学者で備中松山藩の山田 方谷(やまだ ほうこく、文化2年2月21日(1805年3月21日) - 明治10年(1877年)6月26日)です。
備中地方は古くから良質の砂鉄が取れることで有名だそこで方谷は鉱山の開墾と製鉄工場の建設を行い、鍬鋤の農具を次々に生産した。そして大阪に卸すのではなく、高梁川から海路で大消費地の東京に直接卸すことで販売量を圧倒的に伸ばした。
備中藩のオリジナル商品「備中鍬」が爆発的に売れ、これらの事業を中心に備中松山藩の財政窮乏は驚異的スピードで回復したそうです。

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関連項目

備中鍬の使い方 https://www.youtube.com/watch?v=HshMOPSuEHI