扇風機
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名称[編集]
扇風機(せんぷうき)
概要[編集]
国産の扇風機が誕生したのは明治27(1894年)。まだ電気が珍しい時代で、スイッチを入れると扇風機が回ると同時に頭部にある白熱電球が点灯するものでした。当時の電気は、電灯しか認められていなかったために電球を付けたと言われています。その後、大正7(1918)年に全て鋳鉄製で作られて黒くて重い卓上扇風機の量産が開始された。
◆昭和22(1947)年 それまで黒一色だった扇風機に若葉色などを採用し、カラー化が始まり感覚的に涼しげなった。 ◆昭和27(1952)年 羽根に初めてプラスチックが採用され、カラフルな羽根の幕開けとなった。 ◆昭和30(1955)年 コンデンサモーターの開発によりモーターが小型軽量化し、安定性が高くなるとともに運転音や振動が少なくなった。 ◆昭和32(1957)年 扇風機を台上に置く必要のない、高さを調整できる座敷扇風機が開発された。 この年の1月、第1次南極探検隊が、オングル島に上陸し、「昭和基地」と名付けた。当初は、南極観測隊ではなく、南極探検隊と呼ばれていた。 ◆昭和35(1960)年 透明な羽根が開発され、一段と涼感が増した扇風機が発売された。 ◆昭和43(1968)年 押しボタンスイッチに代わり、電子スイッチが開発され、スタンド前面のタッチプレートに触れるだけで速度切り替えができる扇風機や無段階変速の扇風機が発売された。 ◆昭和45(1970)年 ガードに触れると羽根が止まる扇風機が開発され、同年には、おやすみタイマーの付いた扇風機も発売されました。 この年の3月、日本でのハイジャック第1号となる「日航よど号事件」が起こった。 ◆昭和54(1979)年 和室にマッチする木目調が増え、120分のおやすみタイマーやデジタルタイマーを組み込んだ壁掛扇風機など、多様化が進んだ。 ◆昭和55(1980)年 初めてマイコンが採用され、自然で心地良い涼風を再現した扇風機が登場した。また、高さが85~115㎝の間で調節でき、和室にも洋室にもマッチするリビング用扇風機が発売された。 ◆昭和57(1982)年 風量調節、タイマー、首振りなどが離れて操作できる、ワイヤレスリモコン扇風機が発売された。 ◆昭和61(1986)年 モーターの小型・薄型化により後部の出っ張りがなくなり、高さ60㎝の卓上扇風機と110㎝のリビング扇風機として使用できる扇風機が発売された。
この後扇風機は、モーターや羽根の枚数や形状に改良を加え、安定性や静音性を向上させてきました。近年は、エアコンと併用し、室内の空気を循環させる快適で省エネになることから扇風機が見直されています。
関連項目[編集]