もろぶた
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概要
もろぶた (もろぶた)で、つきたてのお餅を入れて保存する木製の浅い箱。
別名
- むろぶた
- もろふた
- 地方によっては「もろふた」とも呼ばれる。
解説
つきたてのお餅を『もろぶた』に並べ、『もろぶた』を重ねることにより、一番上のふただけでよく、コンパクトに収納できる。
漢字では「麹蓋」と書く。本来は酒造りの麹蓋(こうじぶた)法で使用する麹作り用の小箱を転用したと考えられる。
餅箱(もちばこ)は丸めた餅やのし餅を保管する他に、その蓋をまな板代わりにして、餅を細かく切り、あられ豆を作ったりするのに利用される場合があり、モロは「諸(2つ、双方の意)」から来ているとも考えられる。
使用する時は、もち取粉または片栗粉を広く敷いて、搗き立てのもちがくっつかないようにする。
また、木製のため、箱の中の通気性も良く、保存に適している。