名称
寒風呂(かんぶろ)
概要
寒風呂(かんぶろ)
縦48cm×奥35.6cm×高38.5cm
寒風呂(かんぶろ)
縦44.5cm×奥37cm×高49cm
寒風呂(かんぶろ)は、鉄製または、銅製の筒を桶の中に設置し、炭を入れて、中の水を温める装置である。
主に、陶工がロクロの横に置いて、冷え切った手を温めるのに使った。
よもやま話
民具調査をしていて、しばらくは、何に使ったのかわからなかったので、片っ端から、老人に聞いてみた。
「田植え時期に、田んぼの横に置いて、手を温めた。」
「寒風呂の中に密かに酒を入れて、熱燗にして飲んでいた。」
「子どもが生まれるときに、カマドだけでは、湯が足らないので、寒風呂まで持ってきて、湯を沸かした。」
など、面白い話をたくさん聞くことができた。」
広実敏彦 (トーク)
関連項目