「焙烙」の版間の差分

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'''焙烙'''(ほうろく)は、素焼の土製の平たい炒り鍋。火にかけて塩、茶、ごまなどを炒るのに多く用いられた。料理に焙烙焼 (蒸し) がある。
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'''焙烙'''(ほうろく)は、炮烙とも書く。また、ほうらくともいう。素焼の土製の平たい炒り鍋。火にかけて塩、茶、ごまなどを炒るのに多く用いられた。料理に焙烙焼 (蒸し) がある。
 
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:こうら(いりなべ):くどに置き、節分の際豆などをいるのに使われていた。<br>
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漢語の「炮烙(火刑の一種)」が語源と言われる。
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ほかには「火色(ほいろ)の器(く)」から転じたとする説(『東雅(とうが)』)や、火にかけるときはゆっくりと中身を回転させなければならないので、その点が静御前(しずかごぜん)の法楽舞(ほうらくまい)に似ていることによるとする説(『和漢三才図会(わかんさんさいずえ)』)がある。
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:くどに置き、節分の際豆などをいるのに使われていた。<br>
 
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File:houroku067.jpg|同種の烙
 
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2016年5月8日 (日) 13:37時点における版


概要

焙烙(ほうろく)は、炮烙とも書く。また、ほうらくともいう。素焼の土製の平たい炒り鍋。火にかけて塩、茶、ごまなどを炒るのに多く用いられた。料理に焙烙焼 (蒸し) がある。
漢語の「炮烙(火刑の一種)」が語源と言われる。 ほかには「火色(ほいろ)の器(く)」から転じたとする説(『東雅(とうが)』)や、火にかけるときはゆっくりと中身を回転させなければならないので、その点が静御前(しずかごぜん)の法楽舞(ほうらくまい)に似ていることによるとする説(『和漢三才図会(わかんさんさいずえ)』)がある。

くどに置き、節分の際豆などをいるのに使われていた。

別名

焙烙を地方によってイリゴラ、イリガラというのは、イリガワラの方言で、ホイロ (焙炉) の器の意。
「ほうらく」「いり鍋」ともいう。


関連項目