「もろぶた」の版間の差分

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:地方によっては「もろふた」とも呼ばれる。
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:地方によっては「もろふた」とも呼ばれる事例がある。
 
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2016年5月6日 (金) 12:30時点における版


概要

もろぶた (もろぶた)で、つきたてのお餅を入れて保存する木製の浅い箱。

もろぶた













別名

地方によっては「もろふた」とも呼ばれる事例がある。


解説

 つきたてのお餅を『もろぶた』に並べ、『もろぶた』を重ねることにより、ふたは一番上にかぶせるだけでよく、コンパクトに収納できる。
漢字では「麹蓋」と書く。本来は酒造りの麹蓋(こうじぶた)法で使用する麹作り用の小箱を転用したと考えられる。
また、木製のため、箱の中の通気性も良く、保存に適している。
餅箱(もちばこ)は丸めた餅やのし餅を保管する他に、その蓋をまな板代わりにして、餅を細かく切り、あられ豆を作ったりするのに利用される場合があり、モロは「諸(2つ、双方の意)」から来ているとも考えられる。
使用時は、もち取粉または片栗粉を広く敷いて、搗き立てのもちを置き、大きな餅の固まりから小さい餅を取る作業で餅同士がくっつかないようにする。