「菅笠」の版間の差分
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2016年4月26日 (火) 12:26時点における版
菅笠(すげがさ)
笠(かさ)は雨や雪、直射日光を防ぐために頭に被る道具。 材質は檜板・竹・藺草製で、塗笠は、檜や杉の板材を薄く剥いだ「へぎ板」に和紙を貼って漆を塗って作成した物で、平安時代末期には主に老女が使用し、江戸時代初期には若い女性が使用した。 |
いつからか、四国遍路の笠が『菅笠(すげがさ)』と呼ばれ、竹やヒノキで編んだものとして一般的になったものと思われる。弘法大師は、その姿から見てもまた当時の僧侶としても、網代笠だったはずである。
関連情報
富山県高岡市の福岡地区(旧 福岡町)は古くより菅笠の一大生産地で、現在も全国の約90%のシェアを誇り、菅笠の製作技術を綿々と伝承してきた。これにより越中福岡の菅笠製作技術保存会が「越中福岡の菅笠製作技術」として2009年3月11日に国の重要無形民俗文化財の指定を受けた。