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(足半(あしなか)とは、踵の無い短い草履の一種である。) |
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見た目以上に便利な履物で、今ではその名前すら忘れ去られつつある足半であるが、中世の武家にはポピュラーな履物であったし、半世紀前くらいの農村では、立派な現役の履物であった。 | 見た目以上に便利な履物で、今ではその名前すら忘れ去られつつある足半であるが、中世の武家にはポピュラーな履物であったし、半世紀前くらいの農村では、立派な現役の履物であった。 | ||
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現在でも鵜師の足下に見る事が出来る。 | 現在でも鵜師の足下に見る事が出来る。 | ||
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2016年4月15日 (金) 01:42時点における版
足半(あしなか)
足半(あしなか)とは、踵の無い短い草履の一種である。 その形状から、足裏の前足底と土踏まずの部分しか保護する事が出来ないが、飛び出た指がスパイクの代わりをなして滑らず、踵を浮かせて飛び跳ねるように軽快に歩行できる。 また、踵が無い為に泥が跳ね上がる事がなく、足と履物との間に砂や小石がつまる事も無い。水中においても、小さな形状から水の抵抗が少なく、川の流れに足を取られる事がない。さらには鼻緒に芯縄を使うので、草履の様に鼻緒が切れる事が無く丈夫である。 ただ独特な歩行の方法故に、長距離の歩行には向かなかった。
見た目以上に便利な履物で、今ではその名前すら忘れ去られつつある足半であるが、中世の武家にはポピュラーな履物であったし、半世紀前くらいの農村では、立派な現役の履物であった。
現在でも鵜師の足下に見る事が出来る。