「飯櫃」の版間の差分
提供: HIMOROGI文化財Wiki
(ページの作成:「{{Stub}} ==概要== 飯櫃(めしびつ)|かぶせびつ(江戸櫃)'''飯櫃'''(めしびつ)<br> :'''飯櫃'''...」) |
細 (→いびつの由来) |
||
(同じ利用者による、間の11版が非表示) | |||
3行目: | 3行目: | ||
[[File:meshibitsu088.jpg|右|サムネイル|300px|飯櫃(めしびつ)|かぶせびつ(江戸櫃)]]'''飯櫃'''(めしびつ)<br> | [[File:meshibitsu088.jpg|右|サムネイル|300px|飯櫃(めしびつ)|かぶせびつ(江戸櫃)]]'''飯櫃'''(めしびつ)<br> | ||
:'''飯櫃'''は、炊き上がった飯を移し入れておく器である。'''おひつ'''、'''おはち'''などともいう。<br> | :'''飯櫃'''は、炊き上がった飯を移し入れておく器である。'''おひつ'''、'''おはち'''などともいう。<br> | ||
− | + | '''飯櫃'''の多くは木製で、白木(サワラ (植物))や漆器のものがある。<br> | |
新しいものは、木肌がなれないから、木の香が飯に移ることがある。木の香を抜くには、熱湯で満たし、これに少量の酢を加えるということを数回繰り返せばよい。<br> | 新しいものは、木肌がなれないから、木の香が飯に移ることがある。木の香を抜くには、熱湯で満たし、これに少量の酢を加えるということを数回繰り返せばよい。<br> | ||
− | ジャー炊飯器に取って代わられつつある。藁でできた、おひつ入れという物もある<ref>[https://www.city.mishima.shizuoka.jp/ipn001812.html 三島市 藁で作られた | + | ジャー炊飯器に取って代わられつつある。藁でできた、おひつ入れという物もある<ref>[https://www.city.mishima.shizuoka.jp/ipn001812.html 三島市 藁で作られた おひつ入れ-<small>''(これは飯櫃畚(めしびつふご)の事を指すと思われるが、文中にはその言葉は無い。)''</small>-]</ref>。保温性と通気性に優れる。<br> |
− | <small>引用:[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%AF%E6%AB%83 飯櫃 - Wikipedia]</small> | + | :<small>引用:[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%AF%E6%AB%83 飯櫃 - Wikipedia]</small> |
− | + | <br><br><br><br> | |
==別名== | ==別名== | ||
*おひつ | *おひつ | ||
*おはち | *おはち | ||
− | |||
− | |||
− | |||
<br><br> | <br><br> | ||
+ | また、飯櫃には、蓋の形状によって | ||
+ | * 「'''かぶせびつ''' → 江戸びつ」 | ||
+ | * 「'''のせびつ''' → 関西びつ」 | ||
+ | * 「'''つめびつ''' → 地びつ 」 | ||
+ | と言われるものがあるといわれる。 | ||
+ | ===いびつの由来 === | ||
+ | :「'''いびつ'''」という言葉は古くから「'''いいびつ'''」と「'''いびつ'''」の両方が用いられてきが、その語源は「飯櫃(いいびつ)」が転じてできた。 | ||
+ | |||
+ | 近代の「おひつ」はどれを見ても円形である。しかし、昔の飯櫃は楕円形だったということから来ているそうである。 | ||
+ | |||
+ | 楕円形つまり歪んだ円形を「いびつ」と呼ぶようになったと考えられます。 | ||
+ | |||
+ | そうして江戸時代以後、物の形や状態が整っていないことに対して「いびつ」という言葉が用いられるようになった。 | ||
==関連項目== | ==関連項目== | ||
27行目: | 37行目: | ||
<br><br> | <br><br> | ||
− | + | ==== 脚注 ==== | |
+ | <references /> | ||
+ | <br><br> | ||
{{#TwitterFBLike:||like}} | {{#TwitterFBLike:||like}} | ||
− | + | ||
[[Category:飲食器]] | [[Category:飲食器]] | ||
[[Category:食生活]] | [[Category:食生活]] | ||
[[Category:民具]] | [[Category:民具]] |
2016年5月11日 (水) 03:31時点における最新版
概要[編集]
飯櫃(めしびつ)- 飯櫃は、炊き上がった飯を移し入れておく器である。おひつ、おはちなどともいう。
飯櫃の多くは木製で、白木(サワラ (植物))や漆器のものがある。
新しいものは、木肌がなれないから、木の香が飯に移ることがある。木の香を抜くには、熱湯で満たし、これに少量の酢を加えるということを数回繰り返せばよい。
ジャー炊飯器に取って代わられつつある。藁でできた、おひつ入れという物もある[1]。保温性と通気性に優れる。
別名[編集]
- おひつ
- おはち
また、飯櫃には、蓋の形状によって
- 「かぶせびつ → 江戸びつ」
- 「のせびつ → 関西びつ」
- 「つめびつ → 地びつ 」
と言われるものがあるといわれる。
いびつの由来[編集]
- 「いびつ」という言葉は古くから「いいびつ」と「いびつ」の両方が用いられてきが、その語源は「飯櫃(いいびつ)」が転じてできた。
近代の「おひつ」はどれを見ても円形である。しかし、昔の飯櫃は楕円形だったということから来ているそうである。
楕円形つまり歪んだ円形を「いびつ」と呼ぶようになったと考えられます。
そうして江戸時代以後、物の形や状態が整っていないことに対して「いびつ」という言葉が用いられるようになった。
関連項目[編集]
脚注[編集]