「焙烙」の版間の差分
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+ | # 火にかけるときはゆっくりと中身を回転させなければならないので、その点が静御前(しずかごぜん)の法楽舞(ほうらくまい)に似ていることによるとする説(『和漢三才図会(わかんさんさいずえ)』) | ||
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2016年5月8日 (日) 13:44時点における最新版
概要[編集]
焙烙(ほうろく)は、炮烙とも書く。また、ほうらくともいう。素焼の土製の平たい炒り鍋。火にかけて塩、茶、ごまなどを炒るのに多く用いられた。料理に焙烙焼 (蒸し) がある。
漢語の「炮烙(火刑の一種)」が語源と言われる。
ほかに語源説は
- 「火色(ほいろ)の器(く)」から転じたとする説(『東雅(とうが)』)
- 火にかけるときはゆっくりと中身を回転させなければならないので、その点が静御前(しずかごぜん)の法楽舞(ほうらくまい)に似ていることによるとする説(『和漢三才図会(わかんさんさいずえ)』)
がある。
使い方は、くどに置き、節分の際豆などをいるのに使われていた。
焙烙は熱容量が大きいうえ、火の当たりが柔らかいので、食品をむらなく炒(い)るのに適している。
別名[編集]
焙烙を地方によってイリゴラ、イリガラというのは、イリガワラの方言で、ホイロ (焙炉) の器の意。
「ほうらく」「いり鍋」ともいう。
関連項目[編集]