「もろぶた」の版間の差分

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:関西では、餅を置いておく木箱を「ほしいた」と呼んでいた。実際は「板」でなく「箱」であるが、形状は長方形の浅い箱で、長辺の左右に手がかりがある。
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  <small>出典:[http://www.jrt.co.jp/tv/ohayo/awaben/090218.htm おはようとくしま-仙波教授の阿波弁講座『おんでんがえし・ひんず・もろぶた』]2009/02/18</small>
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 つきたてのお餅を『''もろぶた''』に並べ、『もろぶた』を重ねることにより、一番上のふただけでよく、コンパクトに収納できる。
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 つきたてのお餅を『'''もろぶた'''』に並べ、『'''もろぶた'''』を重ね、一番上にふたをかぶせることで、よりコンパクトに収納できる。
 
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漢字では「'''麹蓋'''」と書く。本来は酒造りの'''麹蓋(こうじぶた)法'''で使用する麹作り用の小箱を転用したと考えられる。<br>
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漢字では「'''麹蓋'''」と書く。本来は酒造りの'''麹蓋(こうじぶた)法'''で使用する麹作り用の小箱を転用したと考えられる。<br>また、木製のため、箱の中の通気性も良く、保存に適している。<br>
 
餅箱(もちばこ)は丸めた餅やのし餅を保管する他に、その蓋をまな板代わりにして、餅を細かく切り、あられ豆を作ったりするのに利用される場合があり、モロは「諸(2つ、双方の意)」から来ているとも考えられる。<br>
 
餅箱(もちばこ)は丸めた餅やのし餅を保管する他に、その蓋をまな板代わりにして、餅を細かく切り、あられ豆を作ったりするのに利用される場合があり、モロは「諸(2つ、双方の意)」から来ているとも考えられる。<br>
使用する時は、もち取粉または片栗粉を広く敷いて、搗き立てのもちがくっつかないようにする。
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使用時は、もち取粉または片栗粉を広く敷いて、搗き立てのもちを置き、大きな餅の固まりから小さい餅を取る作業で餅同士がくっつかないようにする。
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2016年5月21日 (土) 09:14時点における最新版


概要[編集]

もろぶた (もろぶた)で、つきたてのお餅を入れて保存する木製の浅い箱。

もろぶた













別名[編集]

地方によっては「もろふた」とも呼ばれる事例がある。
  • 餅舟(もちぶね)
京都では、搗いた餅をすぐ並べる浅い箱を「餅舟(もちぶね)」と言う。
  • 餅箱(もちばこ)
東大阪の方では餅箱と言っていた。
  • ほしいた(干し板??)
関西では、餅を置いておく木箱を「ほしいた」と呼んでいた。実際は「板」でなく「箱」であるが、形状は長方形の浅い箱で、長辺の左右に手がかりがある。
もろふた:鹿児島
  もろぷた:島根
もろびた:長野、島根
  ものぶた:和歌山
もるぶた:長崎
  むろぶた:愛知、広島、山口、愛媛、大分
むるぶた:長崎
もろばこ:静岡、大阪
   もろいた:新潟、愛媛
  出典:おはようとくしま-仙波教授の阿波弁講座『おんでんがえし・ひんず・もろぶた』2009/02/18


解説[編集]

 つきたてのお餅を『もろぶた』に並べ、『もろぶた』を重ね、一番上にふたをかぶせることで、よりコンパクトに収納できる。
漢字では「麹蓋」と書く。本来は酒造りの麹蓋(こうじぶた)法で使用する麹作り用の小箱を転用したと考えられる。
また、木製のため、箱の中の通気性も良く、保存に適している。
餅箱(もちばこ)は丸めた餅やのし餅を保管する他に、その蓋をまな板代わりにして、餅を細かく切り、あられ豆を作ったりするのに利用される場合があり、モロは「諸(2つ、双方の意)」から来ているとも考えられる。
使用時は、もち取粉または片栗粉を広く敷いて、搗き立てのもちを置き、大きな餅の固まりから小さい餅を取る作業で餅同士がくっつかないようにする。
IMG_5047.JPG
写真は寺町塗装店 さーやの嫁日記-餅つきにラップ! 2008年12月28日 より



関連項目[編集]