「笄」の版間の差分
提供: HIMOROGI文化財Wiki
(→概要) |
(→よもやま話) |
||
18行目: | 18行目: | ||
==よもやま話== | ==よもやま話== | ||
<div class="yomoyama"> | <div class="yomoyama"> | ||
− | 櫛・簪・笄は、日本髪には欠かせない3点セットであるが、笄が歴史的には一番古く、古代中国の新石器時代の遺跡から出土した例もあると聞く。 | + | *櫛・簪・笄は、日本髪には欠かせない3点セットであるが、笄が歴史的には一番古く、古代中国の新石器時代の遺跡から出土した例もあると聞く。<br> |
− | 素材として、木製、金属製、鼈甲製、象牙製などがあるが、民具の整理をしている時、鼈甲であろうと思われる笄があったが、プラッスチックではないかと言う声が有り、近所の眼鏡屋に行って、鼈甲とプラッスチックの見分け方を聞きに行った。<br> | + | :素材として、木製、金属製、鼈甲製、象牙製などがあるが、民具の整理をしている時、鼈甲であろうと思われる笄があったが、プラッスチックではないかと言う声が有り、近所の眼鏡屋に行って、鼈甲とプラッスチックの見分け方を聞きに行った。<br> |
− | + | :「少し、削って燃やせば良い」と、親切に教えてくれたが、大切な民具を、削るわけにいかないので、結局「わからない」と言う結論になってしまった。<br> | |
+ | :[[利用者:広実敏彦|広実敏彦]] ([[利用者・トーク:広実敏彦|トーク]]) 2016年8月21日 (日) 19:04 (JST) | ||
− | [[利用者: | + | *プラスチックいわゆる練り物などとなかなか判別がつきにくいようですね。確かに「燃やせばいい」というのは一番の判断材料になりそうです。 |
+ | |||
+ | :ちょっぴり削り取って、ライターなどで燃やすとどうなるかというと、プラスチックなら石油系の臭いがしますし、鼈甲なら有機物が燃える臭い(髪の毛をこがした時などと似ている)がします。練り物の側面を見た場合、削った跡か溶かした跡などが見られるそうで、よくよくルーペなどで観察する必要があります。<br><br> | ||
+ | :素人知識ですが、鼈甲は何枚にも貼り合わせて作るらしく、その表面を10倍ぐらいの拡大鏡で観察すると、層状のストライプが見えます。ほぼこれで、プラスチックではないとだけは判断できるのではないでしょうか。 | ||
+ | |||
+ | :また、鼈甲のソックリさん(擬甲)に、水牛甲と言うものがあるそうで、かなり鼈甲に似ているそうです。 | ||
+ | |||
+ | :以下に詳しくかかれているサイトがありましたので、参考にしてください。<br><br> | ||
+ | :'''小物で着回す着物生活''' 「[http://blogs.yahoo.co.jp/shakuyakubotann/34862589.html 鼈甲(べっこう)と鼈甲の偽物(擬甲)の簡易鑑別法(見分け方) その1]」 | ||
+ | :http://blogs.yahoo.co.jp/shakuyakubotann/34862589.html | ||
+ | |||
+ | :[[利用者:Admin|Admin]] ([[利用者・トーク:Admin|トーク]]) 2016年8月27日 (土) 16:28 (JST) | ||
+ | |||
+ | |||
+ | </div> | ||
==関連項目== | ==関連項目== |
2016年8月27日 (土) 16:28時点における最新版
概要[編集]
笄(こうがい)は、結髪の時、仕上げに刺して髪を固定する棒。
主に女性の日本髪に使用していたが、古くは男性が使用していた。
日本刀の付属品として、小柄(こずか)と共に付いている物もある。
別名[編集]
よもやま話[編集]
- 櫛・簪・笄は、日本髪には欠かせない3点セットであるが、笄が歴史的には一番古く、古代中国の新石器時代の遺跡から出土した例もあると聞く。
- 素材として、木製、金属製、鼈甲製、象牙製などがあるが、民具の整理をしている時、鼈甲であろうと思われる笄があったが、プラッスチックではないかと言う声が有り、近所の眼鏡屋に行って、鼈甲とプラッスチックの見分け方を聞きに行った。
- 「少し、削って燃やせば良い」と、親切に教えてくれたが、大切な民具を、削るわけにいかないので、結局「わからない」と言う結論になってしまった。
- プラスチックいわゆる練り物などとなかなか判別がつきにくいようですね。確かに「燃やせばいい」というのは一番の判断材料になりそうです。
- ちょっぴり削り取って、ライターなどで燃やすとどうなるかというと、プラスチックなら石油系の臭いがしますし、鼈甲なら有機物が燃える臭い(髪の毛をこがした時などと似ている)がします。練り物の側面を見た場合、削った跡か溶かした跡などが見られるそうで、よくよくルーペなどで観察する必要があります。
- 素人知識ですが、鼈甲は何枚にも貼り合わせて作るらしく、その表面を10倍ぐらいの拡大鏡で観察すると、層状のストライプが見えます。ほぼこれで、プラスチックではないとだけは判断できるのではないでしょうか。
- また、鼈甲のソックリさん(擬甲)に、水牛甲と言うものがあるそうで、かなり鼈甲に似ているそうです。
- 以下に詳しくかかれているサイトがありましたので、参考にしてください。
- 小物で着回す着物生活 「鼈甲(べっこう)と鼈甲の偽物(擬甲)の簡易鑑別法(見分け方) その1」
- http://blogs.yahoo.co.jp/shakuyakubotann/34862589.html
関連項目[編集]