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概要[編集]
錐(キリ)は大工道具の一つである。先がとがっていて、材面などに穴をあけるのに使う。一般的な錐には、両手を使って錐柄(きりつか)を回転させ材に穴を開けるものが思い起こされるが、実際は揉錐(もみぎり)から始まり、千枚通しなどの片手錐、ネジ錐、サジ錐等と、実に多様なものがある。
中でも、揉錐(もみぎり)は日本在来のものと言われており、代表的なものは三ツ日錐、四方錐(よほうぎり)、壷錐、鼠歯錐の四種類がある。
よもやま話[編集]
- 最近の道具箱のなかには、錐が入っていることは少なくなっているようだ。電動ドリルで開けた穴と、錐で開けた穴にはほとんど違いがないことから、手にまめを作りながら一日揉んで穴を開けるよりは、電気の力を借りて、余った時間は他の作業を行う方が賢い方法なんでしょう。そんのなところから、錐がだんだんすたれていった理由ではないでしょうか。
関連項目[編集]